これまで日本株においては基本的に1銘柄を買おうと思ったら100株単位でしか購入できず、投資を行うためには約数万円からの取引というのが当たり前でした。
それでは投資初心者や低額投資家にとっては投資の障壁が高いということから単元未満株の取引きが可能となっていました。単元未満株というには、つまり100株未満でも購入が可能であり、1株から購入が可能でとなっていました。但し、単元未満株の場合、約定時に必ず約0.5%~の手数料が必要となり、手数料無料の証券会社は存在しない状況であったところ、ついにマネックス証券が単元未満株の購入時手数料を無料とする発表を行いました。
マネックス証券によると、7月5日(予定)約定分から適用とのことで、これをもって投資が行い易くなります。
例えばトヨタ自動車株であれば現時点で株価約9,800円なので購入時に約50円の手数料が必要でしたが今後は0円になります。
投資にとって、手数料が掛かるというのは非常にネックになりますのでこれは朗報ですね。
ただし、あくまでもこの発表では購入時のみとなります。売却時は手数料が発生しますので注意が必要です。
なお、SBIネオモバイル証券においては月額220円(税込)を支払うことで約定代金50万円までの取引き手数料無料というのがあります。(しかも毎月Tポイントが200ポイント分付与されるので消費税を除くと実質無料)
マネックス証券は月額料金不要なので、購入後に永久保有する人からすると完全無料となります。
いやいやそれでも私は楽天証券やSBI証券で日本株を行いたい、という方へは、マネックス証券で単元未満株を無料で購入し、株式移管を行えば楽天証券やSBI証券へ株を移すことが可能です。
マネックス証券をうまく活用しましょう。(笑)
ちなみに日本株であっても、国内ETFや投資信託の場合は手数料無料で購入可能です。
今回の手数料無料といのは日本個別株に対してとなります。
このような、他者との差別化を図る取り組みは非常に投資家にとってメリットになります。
証券会社の他社競合による、サービス向上の競争が激化することは基本的に良い結果を生んでくれているように思います。
たまにポイント還元が改悪とかのニュースも入ってきますが、ポイント還元自体はもともと無いものを還元してくれているに過ぎないのでお得感が無いだけで損にはならないかと。
私たちが証券会社に支払っているものは唯一手数料です。それが無ければ無料で株取引ができるので、あとは株価の値動きだけの勝負になります。非常に大きなメリットだと思います。
この勢いでさらなる米国株も手数料安価競争へ発展して欲しいですね。
一部の米国株ETFは購入時手数料無料というのは既にありますが、もっと無料銘柄数を増やして欲しいですし、個別株も手数料無料化して欲しいですね…
とりあえずは今回のマネックス証券の手数料無料化は◎です。
他社も競争激化を期待、ですね!
ということで当記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。