先日、米国株のNEWTという銘柄においてBDCから銀行持株会社移行すると発表がありました。
BDCとは、中小企業等を金融面・経営面から支援を行う企業のことであり、利益の90%を株主へ還元することで法人税の免除を受けることができます。
BDC銘柄として、投資を行う人の最大のメリットは、上記の企業性質から高分配を受けることができるということです。
BDC銘柄に投資を行う=配当金を期待している、という株主が多数だと思います。
これは私も同じくで、BDC銘柄であるMAINやORCCの株を保有しています。
なお、7月末時点でNEWTの配当金利回りは約8%程ありました。(MAINは約6%、ORCCは約8%超)
しかしながら、8月4日、NEWTが持ち株会社へ移行するとの発表がありました。
今後はBDC企業では無くなることから、BDC企業最大のメリットである高配当を出す必要が無くなることになります。
これはつまり、配当金目的の投資家からするとメリットが無くなってしまいます。
BDC企業は中小企業中心に投資を行い利子収入当を得ることで収益を上げるビジネスモデルであることからもともとそれなりのリスクを伴う銘柄です。
BDCから持ち株会社へ移行するということは、このリスクを遥かに超えるリスクだと感じました。
この発表を受け、NEWTの株価は約30%下落しました。
株価の下落や中小企業の不況による減配当はある程度想定してBDC銘柄に投資しているつもりでしたが、そもそも今までの高配当が得られなくなると考えると、うーん、悩ましいですね。
まあ、収益の90%の配当金還元は約束されている銘柄ではありましたが、そもそも今後もずっとBDC銘柄として継続するとは謳っていないので、いずれは普通にあり得る話なのでしょう。
その企業が存続する上で、その企業が更なる発展を遂げる上で必要な選択だったのでしょう。
また、これは他のBDC銘柄にも起こり得る事象なんだと認識しました。
こう思うとETFはそういうリスクって少ないのかなーと思った今日この頃です。
ETFでも減配は目指すインデックスの変更等はあるのはありますが・・・
MAINとかORCCどうしようって感じです。今すぐ売却というまではありませんが、今後買い続けて良いものなのか。。
インデックス投資はその分、かなり楽ですし簡単。
個別株ってこういう気が揺らぐ出来事が多く、難しいですね。
少し考えようかなー。。それにしてもBDC銘柄がBDCを卒業するってそんなことあるのか、というお話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。