今回は米国株ではなく、日本株(というか日本企業)に関する記事となります。
オンキヨー(オンキヨーホームエンターテイメント:JASDAQ)が債務超過の状態が解消できず上場廃止の危機にあります。
私が若い頃、音楽が好きで当時コンポという音響機器がありました。今でいう・・・なんでしょうね。。。分かり易くいうとCDとかラジオとかカセットテープを聞くための高品質(当時は)な機器でした。
オンキヨーはその一つの有名なメーカーでした。
そもそも音響機器メーカーは超不振な時代に
当時、オンキヨーやデノン、ケンウッドとか今やあまり聞かれなくなってしまったメーカーが良い音を出すコンポ(ミニコンポ)やラジカセ、スピーカー、アンプを作っており、私も音楽が大好きでしたのでコンポやスピーカーを所有していました。
恐らく私と同年代(40前後)の方は皆さんご存じではないでしょうか。
今では考えられませんが、昔のプレステ2を4つ分くらい立てに積み上げたようなサイズの音響機器でした。さらに巨大なスピーカーもついていて、それはもう良い音を聞くための1つの必須インテリアみたいな扱いでした。
それが今の時代、音楽を聴くとなるとそもそもCDのようなメディアを必要とせず、スマホ一つあればインターネットを通じて音楽を聴ける時代です。
オンキヨーは現在、ホームオーディオ、ホームシアターやヘッドフォン等が主力としており、その他音楽配信やスピーカー等を手掛けています。さらにはAIを使用した環境音や振動音から傾向を解析し社会に貢献するビジネスも手掛けています。
そんな同社ですが、2017年頃に株価1600円台を付けてから、以降右肩下がりで今や株価10円台です。
CDが要らなくなった、巨大なスピーカーが要らなくなった(最近ではテレビに良質なスピーカーが内蔵されているものが存在)、そもそもコンポ・スピーカーは巨大で不要に場所を取るといったことで、現在では必要とされることなくなった、更に追い打ちで音楽イベントがコロナにより開催できずといったことが重なり、上場廃止の危機となってしまいました。
知っているからという理由で投資は禁物
同社は2014年から赤字続きです。
実は私が米国ETFの投資を始めるまでに日本株でオンキヨーへ投資を考えたことがあります。株価がかなり安く(確か当時100円前後だったはず)昔から知っている企業で好きな企業だし応援したかったからというのが理由です。赤字の原因を特に調べることもなく、時代の流れも読む力がない私にとって単純な理由で投資を行おうとしていました。
結局、オンキヨーが危険だからという理由で回避したのではなく米国株が優良だからという理由で米国への投資に至ったのですが、それが救いでした。(まだ上場廃止が決まったわけではない)
やはり個別株投資というのはリスクが付きものというのを改めて実感しました。
それでも頑張ってほしい!
今では正直音楽にそれほど興味が無くなってしまったので、音響機器はほぼ持っていません。
それでもたまに暇な時にリラックスを目的とした音楽を聴いたり、在宅ワーク時に集中力を高める音楽をかけたりするために、Bluetoothスピーカーのみ持っていてそれもスマホ接続で使用しています。(これがまた音が非常に良くコンパクトで便利)
音楽って絶対に無くならない創造物だと思います。
今でもSONYやBOSEが根強い人気がありますが、オンキヨーも好きな人はいるはず。
今でも巨大スピーカーを使用して音楽を聴くという方もいるはず。巨大スピーカーで大音量で聞く音楽って超迫力がありテンション上がりますからね(笑)
私も昔お世話になったメーカーが廃れていくのは何というか、寂しい気もちになりますね。時代の流れというやつでしょうが跳ね返してほしい!!
上場廃止を免れるためには業績回復を、業績回復のためには時代の流れにそったサービスを提供していくしかありません。私にとっては昔の良き時代には戻れないのかーという思いもありますが、なんとか復活してほしいという思いです。
がんばれオンキヨー!!
ということで当記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。