ついにSBI証券から、VTIを買うだけのファンドとなる「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」が登場します。
当ファンドは米国の企業約4,000社の株式にまとめて投資することを目指すファンドであり、バンガード社が運用しているETFであるVTIへの投資を行うファンドとなります。
現時点でVTIへ投資するファンドとしては楽天VTIが存在しています。
恐らくSBI証券はライバルである楽天証券の楽天VTIに対抗してこのファンドを投入してきたのではないかと思います。
なお、後発となるSBI・V・全米株式インデックス・ファンドは0.0938%と信託報酬が破格となっています。(楽天VTIは0.162%)
楽天VTIとしては協力なライバルとなり得ることになります。楽天側としては価格競争には参加しない旨の方針であることから、当ファンドによる信託報酬を下げることは期待できなさそうです。
私自身、iDeCoで楽天VTIにフル投資していますので頑張って欲しいと祈るばかり・・・
積み立てNISAや特別口座で積み立てを行うのであれば、楽天証券には楽天カード購入による1%のポイント還元と積み立て額によるポイント還元サービスが強力ですので、これらを加味するとまだ楽天証券での楽天VTIに軍配が上がります。(このポイント還元のサービスはiDeCoには残念ながら適用されません)
なお、SBI証券にも同様の積み立て額によるポイント還元サービスがあるのですが、低コストの「ファンドは還元率が低く設定(※)されていますので、恐らくSBI・V・全米株式インデックス・ファンドも低めの還元率が設定される可能性が高いのではと思います。
※SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドのポイント還元率は0.0242%
今後、もしiDeCoでSBI・V・全米株式インデックス・ファンドが組入れされるのであれば、こちらを選択すべきとなりますね。
SBI証券は凄い勢いがありますね。ターゲットは確実に楽天証券であり、楽天証券の強みに真っ向から対抗しているように見えます。しかも楽天よりメリットのあるサービスで・・・
後発ならではのメリットを最大限に活かしています。
こうなると楽天側にも期待したいところです。つい先日、楽天証券の口座開設数が600万件とSBIに食らい付いていますが、今後どうなることやらですね。
信託報酬が下がることは顧客にとって非常に有利なことですので、熾烈な顧客争奪戦、今後も繰り広げて欲しいです。
そしてなによりも楽天VTIのコストを下げて欲しい。iDeCoは簡単に乗り換えできないので・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。