SPYDを買い続けていたら、いくら分配金を得られるのか検証してみました。

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資産運用

SPYDを設定来から定期購入していたら、現在いくら分配金を得られるのか検証してみました。これからSPYDに投資を検討されている方や今後の継続して投資をされる方はご参考いただければ幸いです。

検証のルール

SPYDが設定されてからひらすら現在まで定期的に購入し続けていたら今いくら分配金を得られるのかを調べてみました。

高配当ETFということで減配リスク等が高い商品なのでそれに見合う満足するだけの分配金となっているか気になるところですね。

ということで早速検証を行っていきます。

調べる条件は以下とします。

・毎月第1営業日に購入する

 毎月1回購入するため1日で条件設定しました。(第1営業日としたのは特に理由ありません) ※なおSPYDが設定されたのは2015年10月21日です。この月のみ当日に購入したものとして計算しています。

・毎月1万円分を購入する

 サラリーマンでも普通に投資可能な範囲として10,000円で設定しています。ETFなので10,000円分全額購入代金にはできないので、その場合は購入代金の余り金は次月に残金を繰り越ししてなるべく全額購入代金に充てる方針で計算しています。

・配当金は再投資(購入代金に充てる)する

 配当金は税金を考慮して計算しています。配当金再投資しない場合と比較で計算します。

・為替考慮あり

 海外ETFは為替レートの影響を受けますので、購入時の為替レート(始値)で計算します。

・SPYD購入時の手数料は考慮なし

 為替手数料や海外ETF手数料を考慮すると計算がかなり大変なので考慮していません。

※株価は ステートストリート社HP のSPYDの株価を使用しています。

※為替レートは YAHOO!ファイナンス より、SPYD購入日の始値レートを使用しています。

計算で使用する詳細なデータは以下の通りです。

購入月為替レート購入時株価分配金 
2015.10119.8330.000
2015.11120.6330.350
2015.12123.0829.960
2016.01120.2729.040
2016.02121.1028.880
2016.03112.6730.170.277192
2016.04112.5632.090
2016.05106.2732.710
2016.06110.6832.680.325596
2016.07103.2533.650
2016.08102.0534.380
2016.09103.4134.350.326104
2016.10101.6234.120
2016.11104.8133.020
2016.12114.4435.000.584971
2017.01117.5335.170
2017.02112.7934.750
2017.03112.7636.220.31759
2017.04111.3835.120
2017.05111.2935.000
2017.06110.7535.460.342752
2017.07112.1235.540
2017.08110.2435.760
2017.09109.9635.420.362827
2017.10112.5436.050
2017.11113.6236.230
2017.12112.5237.750.398982
2018.01112.6537.580
2018.02109.1837.700
2018.03106.6635.810.348771
2018.04106.2435.200
2018.05109.3336.120
2018.06108.8036.820.376101
2018.07110.6737.140
2018.08111.8637.610
2018.09111.0538.100.45071
2018.10113.6837.530
2018.11112.9336.710
2018.12113.4638.020.44335
2019.01109.6633.820
2019.02108.8736.780
2019.03111.3837.910.339422
2019.04110.7938.240
2019.05111.4338.270
2019.06108.3636.280.461955
2019.07108.0937.960
2019.08108.7837.450
2019.09106.2135.960.447676
2019.10108.0637.390
2019.11108.0538.860
2019.12109.5238.610.49717
2020.01108.7539.160
2020.02108.4038.240
2020.03107.3835.450.396187
2020.04107.5323.020
2020.05107.1726.610
2020.06107.7228.390.365715
2020.07107.9227.760
2020.08105.8727.880
2020.09105.9128.460.263572
2020.10105.4527.410
2020.11104.5628.410
2020.12104.3032.640.606617

数字だけだと分かり辛いので↓グラフもご参考ください。

簡単に傾向を見ると以下ですね。

 ・為替レート(1ドルあたりの円価)は下がっている

 ・株価はコロナショックで大きく減

 ・分配金はコロナショックで減配となったが2020年12月は過去最高を記録

設定来から購入した場合の株数

設定来から毎月購入した場合の購入株数から見てみます。

過去の過去の株価と分配金再投資あり/なし別の購入株数を数値化しました。

購入月購入時株価分配金再投資なし分配金再投資あり
2015.1030.0022
2015.1130.3533
2015.1229.9633
2016.0129.0433
2016.0228.8822
2016.0330.1733
2016.0432.0933
2016.0532.7133
2016.0632.6833
2016.0733.6533
2016.0834.3823
2016.0934.3532
2016.1034.1234
2016.1133.0233
2016.1235.0032
2017.0135.1723
2017.0234.7522
2017.0336.2233
2017.0435.1223
2017.0535.0032
2017.0635.4633
2017.0735.5423
2017.0835.7632
2017.0935.4223
2017.1036.0533
2017.1136.2322
2017.1237.7523
2018.0137.5833
2018.0237.7022
2018.0335.8133
2018.0435.2033
2018.0536.1222
2018.0636.8233
2018.0737.1423
2018.0837.6122
2018.0938.1033
2018.1037.5323
2018.1136.7122
2018.1238.0233
2019.0133.8223
2019.0236.7833
2019.0337.9122
2019.0438.2433
2019.0538.2722
2019.0636.2833
2019.0737.9624
2019.0837.4522
2019.0935.9633
2019.1037.3933
2019.1138.8623
2019.1238.6122
2020.0139.1634
2020.0238.2422
2020.0335.4533
2020.0423.0246
2020.0526.6133
2020.0628.3943
2020.0727.7635
2020.0827.8834
2020.0928.4643
2020.1027.4135
2020.1128.4133
2020.1232.6433

各月毎で見ると大きく差はありません。

グラフにすると以下のとおりです。

徐々にですが分配金再投資ありの方が購入株数は増えてきています。

コロナショックで株価が下がったことで分配金で追加購入がし易くなった、というのが株数増加の一番の要因に見えます。

ちなみに年間毎の合計は以下です。

購入年分配金再投資なし分配金再投資あり
2015880
201634340
201729323
201830322
201929334
202038446
合計16818315

合計で15株の差でした。毎月10,000円だと思ったより差は無いですね。

それでも再投資の方が徐々に差が開いてきている事が分かります。

株数が増えるということは、その分分配金がたくさん貰えるということになります。

続いて分配金について検証します。

設定来から購入した場合の分配金

続いて分配金の検証です。

購入月分配金再投資なし
分配金
分配金再投資なし
分配金(税引き後)
分配金再投資あり
分配金
分配金再投資あり
分配金(税引き後)
2016.034.433.184.433.18
2016.068.135.858.135.85
2016.0910.767.7410.767.74
2016.1224.5617.6824.5617.68
2017.0315.5611.215.8711.42
2017.0619.5314.0619.8714.3
2017.0923.2216.7123.9417.23
2017.1228.3220.3929.5221.25
2018.0327.5519.8328.5920.58
2018.0632.7223.5533.8424.36
2018.0942.3630.4944.1631.79
2018.1244.7732.2346.9933.83
2019.0336.6526.3838.6927.85
2019.0653.5838.5756.3540.57
2019.0955.0639.6458.6442.22
2019.1264.6346.5369.149.75
2020.0354.6739.3658.6342.21
2020.0654.4939.2358.5142.12
2020.0941.930.1645.3332.63
2020.12101.9173.37111.0179.92

※税引き後は0.72%一律にて計算しています。

分配金についても、分配金を再投資することで徐々に増えてきていることが分かります。

これは分配金再投資することで株数が増えたためですね。

コロナショックで株価が下がったことで多くの株数が買えた事&分配金が増加した事で大きく分配金が上昇する結果になりました。

こうして見ると…

設定来から積み立て投資を行った結果、2020年12月の分配金ではついに税引き前で10,000円を超えました。(SPYDは1年間に4回分配金をもらえます)

設定来が2015年10月なので約5年で年間273$(税引き後196&=約20,000円)も分配金を貰える結果となりました。

分配金再投資なしの分配金分配金再投資ありの分配金
201647.8847.880
201786.6389.22.57
2018147.4153.586.18
2019209.92222.7812.86
2020252.97273.4820.51
年間あたりの分配金合計

積み立て開始直後は貰える分配金が少ないため、再投資によるSPYDの購入がなかなかできないので分配金に差はありませんでしたが、買い増しを続けていくと徐々に増えてきていることが分かります。

ちなみにSPYDのコロナショック前の最高株価は39.89$です。もし今後、株価が回復して最高株価を更新していくとなると分配金(インカムゲイン)に加え株価上昇に伴う差益(キャピタルゲイン)も期待できます。

こうして過去を遡って計算すると現時点で貰える分配金が明確になって良いですね。

この計算は過去データに基づいた計算となりますので今後を予測するものではありません。なのであくまでも参考とはなりますが、不労所得投資の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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