マネックス証券で保有している米国株の一部を楽天証券へ移管することにしました。
楽天証券のキャンペーンを見漁っていたところ、米国株式の入庫に掛かる手数料キャッシュバックキャンペーンというものを発見しました。これを利用して移管します。
当記事では実際に他証券会社から楽天証券へ移管を行うまでの内容を記載しています。
キャンペーンの内容
詳細は以下です。
- 他証券会社で保有している米国株式を楽天証券へ移す際に要する手数料(税込み)をキャッシュバック
- 楽天証券で取り扱いのある銘柄のみ
- ADR銘柄、ETFも可
※今回のキャンペーンは2021年4月19日~2021年9月30日に入庫完了したものが対象です。詳細は楽天証券ホームページのキャンペーンページをご参考ください。
ちなみにSBI証券では同時期(2021年4月1日~2021年5月31日)に投資信託の入庫を対象に類似キャンペーンを実施しています。
そもそも株式移管って何?
移管とは、証券会社で保有している株を他の証券会社へ移すことです。
例えば、A証券で購入した〇〇銘柄をB証券へ移すことが可能という制度です。これを行うことで、以降はB証券で〇〇銘柄を売却できるようになるということになります。
この際、A証券からは〇〇銘柄をB証券へ移すのでこの行為を「出庫」、逆にB証券はA証券から〇〇銘柄を受け取るのでこの行為を「入庫」と言います。この出庫と入庫を行うことを「移管」と言います。
要は個人で株式を購入する際、証券会社は市場と個人の橋渡しをし、購入後は証券会社が管理してくれているようなイメージですね。なので購入後の株式を管理する会社を変更しますという制度です。
この移管を行う際、証券会社によりますが手数料が発生する場合があります。要は出庫防止のための歯止め料ですね。
なお、株式のみならず投資信託やETFも移管することが可能です。
移管しようと思った理由
現在、資産形成用口座(楽天証券)、投機用口座(マネックス証券)で使い分けて管理しています。投機用口座の方で1つだけ資産形成用銘柄アップル:AAPLを保有しているのでこれを楽天証券に移したいというのが理由です。
アップルはずっと保有しておきたい銘柄なのでずっとマネックス証券からは切り離したいと思っていたのですが、出庫手数料がずっとネックになっていました。このキャンペーンを利用することで心おきなく移管できます。
これでマネックス証券は晴れて投機専門口座とすることができます。
移管(出庫)手数料
移管手続きの前に出庫に要する手数料を整理してみました。(2021年5月11日現在)
商品 | 海外株式 | 国内株式 | 投資信託 |
楽天証券 | 無料 | 無料 | 1銘柄につき3,000円(※) |
SBI証券 | 無料 | 無料 | 1銘柄につき3,000円(※) |
マネックス証券 | 1銘柄につき3,000円(※) | 無料 | 1銘柄につき3,000円(※) |
出庫手数料って普通に高いです。3,000円って高すぎです。しかも「1銘柄につき」です。
3,000円あれば安い銘柄1つ買えますね。
ちなみに入庫手数料はすべて無料でした。うちに持ってきてくれるなら無料ですよ~、でも他社には持って行かないでね~、って感じですね。
これを見ると移管手数料無料キャンペーンを実施している楽天証券はマネックス証券からの米国株入庫をターゲットにしているように思えてなりません。
移管における注意点
いくつかあります。
- 同一の口座区分間でしかできない(特定口座⇔一般口座間への移管は不可)
- 出庫先の口座を開設しておく必要がある(これは当然のこと)
- 郵送による手続きが必要(米国株はWebのみではできない。入庫・出庫両証券口座で手続き必要)
- 移管後の証券会社において取得単価が円価のみの表示となる(楽天証券の場合。外貨での単価は表示されなくなる)
普通に入出庫を行う証券口座を持っているのでそんなに注意する点はないかと。3つ目の郵送に掛かる郵送料も証券会社が負担してくれます。
具体的な手続きの方法
手続きを行うには、出庫側と入庫側両方の手続き方法を確認しておく必要があります。
入庫側(楽天証券)では移管手数料キャッシュバックキャンペーンを受けるために、
- 入庫が完了していること
- 出庫に要した手数料の領収書が必要であること
が記載されていましたので、先にマネックス証券側で手続きを行うことに。なお、楽天証券では事前のキャンペーンエントリーは不要とのこと。エントリーもれの心配はありません。
早速マネックス証券で手続きを行います。まず以下を用意する必要があります。
- 移管依頼書(特定口座用)
- 本人確認書類(私は免許証のコピーで手続きしました)
移管依頼書はマネックス証券のホームページからダウンロード可能でした。本人確認書類は運転免許証のコピーを用意しました。これを封筒に入れて宛先が記載された宛名ラベル(これもダウンロード可能)を張り付けて投函準備完了です。
ちなみに私は自宅プリンタが故障しているため印刷が不可でした。
この場合、以下の2択で手続きが可能です。
・コンビニで印刷する(印刷料金が発生します)
・マネックス証券のコールセンターに電話して手続き用紙を郵送してもらう(無料です)
※私は前者を選択しました。コンビニ印刷って結構高いと感じました。ちなみに後者なら移管キャンペーン利用で完全に無料で移管できることになります。
これで移管が手続きを行える模様。ただし、ここで1つ気になることが・・・
手数料ってどうやって支払うのか?
ホームページを見てもどこにも記載が見当たらなかったのでコールセンター問い合わせてみることに。
その結果、手続き資料が到着後の移管手続きを行う際にマネックス証券口座から引き去るとの回答でした。なので投函したらマネックス証券の口座に手数料3,300円(税込み)を入金しておく必要があります。
※コールセンターに郵送依頼する場合、郵送依頼するタイミング(つまりコールセンターに電話している時点)で先に口座に3,300円(税込み)を入金しておかないと郵送の受付してもらえません。コールセンターに電話した時点で入金されていることの確認をもって郵送いただけるようです。
ということで、印刷した用紙に必要事項を記入し、本日(5/11)投函しました。
これであとは移管が行われることを待つのみです。
その後の楽天キャンペーンの手続き方法等は別途記事に記載したいと思います。
本日の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。