今年も早いものでもう新年度を迎えました。当記事では新入社員こそ、すぐに始めるべき積み立て投資に関して記載しています。
積み立て投資をすぐに始める理由
お金に関しての話ですが、会社に入社するとまずは、、、
①積み立て(定期)貯金
②保険
③財形貯蓄
④自社株の積み立て(持ち株会社に入社された人)
など、学生時代に関わる機会があまり無かったお金に関する貯蓄意識が生まれ、始められることと思います。当然、学生時代から堅実に貯蓄される方も当然おられるかと思います。
私自身は社会人になった際にまず開始したのは「①積み立て貯金」と「②保険」でした。持ち株会社では無かったことから「④自社株の積み立て」には縁が無く、「③財形貯蓄」には一切興味がありませんでした。
今では株への投資を行っておりますが、当時は一切株への投資には全く知識は無かったので、疑うことなく当然のように①②を始めました。特に②の保険に加入したという方は同年代の人に多いはず。今でも若い世代においても②保険に加入するという人は多いのではと思います。社会人になるとどこからともなく保険のおばちゃんがやってきて当然のように加入していました。
当時、同期の人がほとんどまとめて保険のおばちゃんに契約されられていた(当然本人同意のもと、です…)記憶があります。
保険で言うと、当時多かったのは貯蓄性の保険と言われる養老保険、個人年金保険が多かったと思います。④自社株の積み立てを始めた人はまだ金融リテラシーを持っている・興味があるということだと思いますのでそれなら良いと思いますが、①②③を選択される方はちょっと待ってと言いたいです。
①②③って、まずお金を貯まる選択肢としては間違っていないと思います。ただし、大きく増えることはありません。①積み立て貯金は年間0.何%のご時世であり、③財形貯蓄についても同じく。ただ確実な貯蓄としては間違いありません。積み立てした金額+超微増しかない、というのがかなりイマイチということを言いたいです。
②保険に関しては、悪くは無いけどもっと良い方法があるというところでしょうか。保険については個人保険や養老保険であれば満期までかけ続けることでまず損することはありません。後述しますがこの満期までかけ続けるという行為が機会損失につながる可能性が高いというが圧倒的なデメリットとなりえます。保険商品のパンフレットは良くできています。保険会社の社員である超高学歴の人達が自分たちの会社が設かるように考えて作られたパンフレットなので素人が見ると儲かると思わせられるように作られています…。(まあ実際はそんなに損はないですが)
ちなみに④自社株の積み立てについては、積み立て時に会社から拠出金の支給があるかないかが重要です。会社によりますが、例えば積み立て金額の〇%分は会社が拠出するという制度であればまあ加入しても良いと考えています。もし拠出が無いのであればそれは辞めておきましょう。また拠出がある場合でも相応のリスクを伴うことになりますので注意が必要です。ここで言うリスクとは、簡単に言うと自社の株1つに集中投資を行うことになるので、将来性のある会社であれば良いですが自社の業績が自身の株に100%影響を受けてしまうというのが超リスクになることになります。なので会社からの拠出が無いのであれば加入するメリットは少ないと考えています。
かなり前置きが長くなりましたが、①②③④を始めるなら、積み立て投資を始めましょう。
その理由を①~④と比較して書いていきます。
①積み立て貯金
現実に近い想定で調べてみましたが、例えばメガバンクであれば定期預金1年もので0.002%の金利が付与されます。
これは例えば100万円を1年間定期預金したとしたら20円の利息が付きます。(利息にはさらに税金が課されるのでさらに約20%減ります)。1年で約1,000020円になります。正直時間の無駄です。減る事はまず無いのでそれが最大のメリットです。
②保険
例えば個人年金保険において記載しますが、保険料を満期まで納めて最終的に受け取れる保険金額は、掛けた保険料総額×107%前後が一般的なところです。つまり、毎月1万円を新卒から60歳までかけ続けたとした場合、掛け金4,560,000円に対して保険金額4,879,200円となり、約32万円が増える計算となります。こちらも安定的に増えますが大幅には増えません。
③財形貯蓄
こちらは積み立て金額に対してかかる利息が非課税となる貯蓄制度ですが、①と同じく利息が雀の涙ほどなので非課税となる分母金額がたかが知れているのでまず恩恵無いに等しいですね。
④自社株の積み立て(持ち株会社に入社された人)
会社から拠出がいくらあるかによります。5%あれば(月10,000円を積み立てすれば500円会社から拠出)悪くないと思います。利回りで計算すると年間で6,000円会社から拠出額を得られるのでまあ良いと思います。ですがやはりデメリットは自社の株へ集中投資となること。
で、ここからが株式への積み立て投資を行った場合です。私は基本的には米国のS&P500という指標に基づいた株への投資を行っています。将来どうなるか分かりませんが現時点までで見ると平均で7%の利回りとなっています。
新卒から定年(60歳とした場合)までで利回り7%で積み立て投資し続けた場合、積み立て総額に対して約4.95%に資金が増える計算になります。例えば月10,000円を38年間積み立て続けた場合、4,560,000円に対して22,604,964円となり約18,000,000円も増える計算となります。
これが積み立て投資を始めるべきとなる大きな理由となります。超圧倒的に株式へ投資した方が増える金額が多く利回りが良いです。また、株式の場合、過去に見た場合で約20年以上積み立て続けることでほぼマイナスになることが極めて少ないという歴史があります。短期間の投資なら暴落等でマイナスになってしまう場合がありますが、長期で見れば大きく資産が増える可能性大ということになります。
積み立てNISAかiDeCoがオススメ
積み立て投資には積み立てNISAかiDeCoがオススメです。いずれも売却益や配当金・分配金にかかる税金が非課税となり、再投資する際の投資効率を最大限に活かすことが可能です。
当然、投資にはリスクが付きものとなりますので、預金や保険加入を全面否定するつもりはありません。ですが株投資に対する抵抗感があるのであればそれは大きな誤りだと思います。今やメガバンクのホームページを見ても預金ではなく投資を進めているのが分かると思います。
時代の流れ的にも投資で資産を増やす選択肢を検討していて欲しいと思います。(ただしメガバンクでは加入せず、ネット証券で自ら調べて商品を選択するようにしましょう。自分自身の金融リテラシーを高めましょう!!)
周りが保険だの自社株だのという考えは正しいとは限りません。もっと良い選択肢があります。
あくまでも資産形成を目的とした株式投資では投資信託やETFを利用しましょう。
ということで当記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。